今回は単なる記録です。
ヘッドシェルが欲しかったのですが、得体しれぬカートリッジとダンパーがグダグダにダメな針が付いてきました。
このカートリッジは何なのか?交換針は何なのか?気になります。
不明なときの効率的な方法としては、これでしょう('ω')
針のカタチを頼りに、交換針では世界的に有名なJICOさんの[メーカーで探す]から商品写真を片っ端からみてあたってみます。
やがて奴の面が割れしました・・・
交換針の名称 SANYO ST-37D また AIWA AN-60 と同じようです。
これを頼りにカートリッジNo.といきたいところですが見当たらず、レコードプレーヤーの対応機種であたってみたところ、あるブログの写真で断定しました。
レコードプレーヤー本体 OTTO TP-M600 についていたものと思われます。残念ながらこの単体カートリッジ番号がわかりません。もとから公表していないのかもしれません。
手元に来たカートリッジは普通のシェルに取付交換できる単体ものですが、交換針が共通していることからSANYO DC-W07(1983年頃)
など、ミニコンポのレコードプレーヤーでアームと一体化して装備されていたようです。
さらに海外サイトの古いカタログデータで同様なカートリッジをアーム一体化で装備しているとみられるレコードプレーヤーAP-D60Uの仕様を見つけましたので参考にします。
MM型 針圧2g 出力2.5mV(1kHz 5cm/sec) 周波数特性は20~20000Hzのよう。
(AP-D60U : 1981年 AIWA AMERICA のカタログより)
JICOさんの交換針は針圧1.5g まだ流通している古い互換針をみると1.75gとかあったりして、その辺の針圧で良いようです。
新しい交換針を入手、聴いてみました!
シンバルの音が前に出ます。ハイ上がりですが、シンバルの音の領域が前に出ます。そして低音は柔らかくもあり締まった状態でもありという何とも良い音が少し前に出る感じです。そのため音声領域が少し引いた感じに聞こえます。かつてサンヨーの音の傾向でしょうか。単体の交換式カートリッジでピュアオーディオにつなげていますため、音の密度はパフォーマンスが格段に上がって聴こえます。
この三角の青い交換針を見るのは私の中で初めてではないようです。キャップというキーワードが過去の記憶に薄ら残っているのですが、オーディオ誌をよく見ていたので、そのように紹介されていたのかもしれません。
良くある交換針は、パイプ状の金属をハメて固定しますが、これはカートリッジ本体にかぶせて固定する少し個性的な交換針です。三角帽子のようでおちゃめな交換針です。