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DIYで家庭用セパレートエアコンの取り替え(2回目)

今まで二十数年使ってきたエアコンの掃除後、再び電源を入れてもうんともすんとも言わなくなった。

コンセントを抜いて1時間放置しても状況は変わらず。

この一番熱くなる時期にこれではたまらんので、速攻2.5kwの白くまくん RAS-A25J(2019年製造) を安いお店でゲットしました。

取付工事なしです。

その代わりに、エアコン真空引きポンプのレンタルをとあるオークションで落札して頼みました。

もう一つ、Amazonで関東器材 配管セット(電線入り 部品入り) 2分3分 3.5m 35P-203SP も頼んでおきました。

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2日後、頼んでいた物は揃ったので、夏季休暇を取ってエアコン取り換え工事をいたしました。

その間に、なんと古いエアコンが動き出したのです!!!こういった現象は2回目です。はっきりした理由はわかりませんが、一度この状態に陥ると半日以上復旧しません。またなるのも嫌ですし、ファンの羽根がどこかにあたる音がして夜間熟睡が出来なくもなっていたので、新品の白くまくんに取り替えます。

白くまくんとの格闘始まりです・・・

まず、関東器材の配管セットも開封して、冷媒管や電線をまっすぐに伸ばしておきます。

こうすることで、2本ある配管位置を互いにずらす必要が出てきますが簡単にできるようになります。

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一応、設置説明書全体に目を通して注意点を覚えておきます。

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2回目だから慣れています。v( ̄Д ̄)v

全長3.5mの配管でベランダに出すだけですので、これを先に室内機に接続します。

配管には樹脂や金属のナットで余計なものが入らないようキャップしてありますので、それを外します。

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配管の接続については、以前、冷媒用トルクレンチを矢印とは異なる方向に回してフレアを破ってしまった経験があるので、今回は同じことをしないよう、レンチの矢印のとおりに回して締めました。

フレアを壊しても、再度作り直す器具もあるので大丈夫でしたが、その出番はありませんでした。

配管を接続するときは、お互いまっすぐに向かい合っていると、ナットは手回しでスルスルと行きます。締め付けはトルクレンチを使います。

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配管の片方がねじれてはいけませんのでレンチで固定した状態にして、ナットの方を絞めつける方向もトルクレンチの矢印と合わせてグイグイ回していきます。左右の手に1本ずつ、レンチを2本持って両刀使いのようにいたします。

するとカチッと音がしてレンチの首部分が少し曲がります。

これで適正トルクがかかったことになりましてナット締めは完了です。

締めた終えた時のカチッ!って良い音に聞こえます。

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室内機の接続点は保温材を巻いておく作業があるので、それも済ませます。

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エアコンに付属の部材として黒いウレタンの断熱材が入っていましたので、これで接続部分をさらに巻いて断熱します。

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完璧にするためビニールテープを使い過ぎてしまいました。説明書によると一重巻きを何回かするだけで、ここまで頑丈にテーピングする必要はないようです。そのためビニールテープが足りなくなってしまいました。(汗)

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電気の配線は、電気工事士ですからササッと終えまして(久々に工具持ったから被覆を切りすぎて、一度やり直しているのは内緒(*´▽`*)

関東機材の配管セットは VVF 2.0mm 3芯 の電線も入っていて安いと思います。まぁ揃っているので便利です。

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場所に応じて、何を先に取り付けていくかは変わるでしょう。マンションで窓際に取り付ける場合は、たいていこのパターンだと思います。

これで室内機側の事前の接続作業準備は終わりです。

まだ外していない、古いエアコンを外します。

配管内に残っているフロンガスを放出しないよう、室外機側に戻すポンプダウンという作業をします。ちなみに、配管に穴が開いて空気が入り込んでいるものの場合は、この作業をしません。すると空気を圧縮し大々的に爆発する危険性があるとのことです。

古いエアコンの試運転ボタンを押して10分ぐらい室外機を動作させます。正常に動いているかも確認しました。

再度試運転動作させます。室外機の高圧側のバルブを閉じました。

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3分たったところで、低圧側のバルブも締めました。これで電源をOff(コンセントを抜く)にしました。

ここまでして、配管を外しました。一瞬プシュと音がしますが液体も出てこず異常でないようです。

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古いエアコンは、パイプカッターなどを使い、配管をバラしながら取り外し終えました。

さぁ、新しいエアコンを取り付ける場所ができました。

ここから、室内機を壁に取り付けます。これが今回の山場です。

それなりに重量があるし、配管の曲げ加工をしながら取り付けるので、力が思わぬ方向にかかります。

あらかじめ取り付けた金属プレートに引っ掛けるのですが、なかなか入りません。

一度仕切り直し、金属プレートと本体の位置関係を、養生テープで目印をつけておきました。

これで位置関係が分かるようになったので、その位置目指して引っ掛けますと簡単に収まりました。

最初からそうしとけ!って。。。

私は配管の曲げ方にドレインが逆流しないよう傾斜をつけるだけの適当にすませましたが、かっこよくするなら、あらかじめ壁の形状に合わせて配管を曲げてから室内機を設置するのが良いと思いました。次回はそうしようと思います(汗)

何人かに手伝ってもらうのが楽だし安全と思いました。今回はこれでも2人かかりで行っています。

冷媒管と配線が穴を通して室外へ出ました。

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これで、室外機の接続作業にうつります。

同じくトルクレンチでカチッっと、良い音です。癖になりそうです。

配線もさらっと接続しました。あとはドレイン管を接続して、穴に通して外に出します。

これで室内機と室外機の各接続は完了しました。

ここから、真空引きです。借りてきた真空引きポンプの各バルブを開いて、サービスバルブは閉にしてサービスポートに接続しました。

接続したら、サービスバルブも開にして真空引きポンプの電源をON!

スルスルとあっという間にゲージは-0.1以下の負圧に、そのまま15分ぐらい放置してケージからポンプ側のバルブを閉じて5分ぐらい漏れがないか様子を見ました。

ケージの針は全く動かず-0.1以下を刺したままです。

OK真空引きは完了のようです。

サービスバルブを閉にしてから、サービスポートから外しました。

いよいよ大詰めです。室外機にあるフロンガスを配置した冷媒管全体にいきわたらせます。

室外機のバルブを開いていきます。どちらからでもよいというのですが、一応運転時の順方向に高圧側のバルブを前回まで緩めました。

途中シューっといって配管にいきわたる音がします。忘れず低圧側のバルブも全開にしました。

これで、動かせる状態になったはずです。

もう一度、配線の接続状況を確認しました。

さてコンセントに差し込みます。試験ボタンをON!!!

シュルシュルシュる~って冷媒が回っていく音がしました。やがて冷たい風が室内機から出てきました。

出来ました!

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試運転を終え、最後の仕事です。配管に下の方から配管テープを巻いて美観を整えます。このテープは粘着性がないので最初の部分だけビニールテープなどで仮止めしてからしわにならないようテンションを加えつつ巻き巻きしていきました。

観念した白くまくん

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綺麗に巻き終えたら、エアコン用のパテで壁穴の隙間も埋めて完了で~す!

この後の涼みながらのビールは最高でした!!!