一昨年、10代の頃に買ってもらったレコードプレーヤーを再セッティングしてレコードが聴ける環境を再構築しました。
以前よりカートリッジを聞き比べしたかったが、再構築したレコードプレーヤーはストレートアームでヘッドシェルは現行の物がなく中古もそれなりに高値なので、S字アームのものがほしかったところ、1000円でVictorのQL-F5という懐かしいプレーヤーがジャンクで売っていたので思わず買ってしまった。
このプレーヤーはダイレクトドライブ方式、モーターがダメなら寿命が尽きた回路部品の交換でいけるかもな程度で持ち帰った。
電源を入れて動かしてみると、ターンテーブルは普通に動いた。
しかし、ヘッドシェルも付いていないままのアームは変な動きをする。ホーム位置へ戻りきらないし・・・
もしかしてこの現象でジャンクなのかと思いつつも、ヘッドシェルをつけたようにバランスをとった状態ではどうか、先に仮の重りをつけて試してみるとビンゴ。
まもなくカートリッジとヘッドシェルが手に入り、再度試してみるとホーム位置にしっかり戻り正常に動作することをあらためて確認しました。
この機種のアーム動作は、完全機械仕掛けのようでダイレクトドライブ方式の動力を必要な時にギアがかみ合い動くようになっているようです。
リピート回数も指定することもできます。それらが電子制御と制御モーターで行うのではなく、すべてダイレクトドライブ方式の動力を利用しただけのオール機械仕掛けなのです。
もとより私が持っているVictorのQL-Y33はすべて電子制御でスムーズに動く ようになっています。
しかし、QL-F5は機械仕掛けのため、見かけ電気スイッチのようなボタンも、機械仕掛けの一部であるため、押し込むように押さなければ、正常な動作はしません。
動きもからくり人形のような時折カクカクとしたもの。
うーん、機械オタとしては感動的レコードプレーヤーだ。
しかし、今のレコードプレーヤーと比べると動きが変に見えるので壊れかけているように見えるかも・・・それもジャンクになった理由かな?
このあと、寒い部屋に置いていたら、前回ブログで書いた状況が発生していることに気づきまして対処にて完全に復旧しました。