八百万の森

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洗濯機用 排水口がないから作る(序章~部品作り)

札幌のワンルーム、実は洗濯機用排水口がない。そういう時代のマンションです。

とりあえず使うのなら、ユニットバスの排水口に長いホースを持っていけばよいのですが、洗濯中は、ホースでドアが閉められない状態になります。

それに、洗濯のたびにホースをセッティングしなければならないし、終わったら片付けなけなければならない。結構面倒です。f:id:moriju:20200111080958g:plain

部屋を貸すにも、ネックだろうと思われます。

ならば、作ればよい。

どこに?

既存の排水経路はユニットバスかキッチンの2つ。一番簡単なのは、塩ビパイプが立ち上がっているキッチンの排水経路を分岐する方法。

古いマンションは、このパターンで改造した物件が多い。

なのでマネをする。

キッチンの排水管を調査した結果、残念なことに、キッチンのトラップがまともには分解できない状態になっていた。

キッチンのトラップ付け根部分が腐食で穴が開いた跡があった。

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それをコーキングと思われる物で埋めてかさ上げ、接着された状態でトラップが固定されていた。

トラップ上部のステンレスリング部分が結構ステンレス層の挟み込まれるべき地点が深い

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見かけは正常なキッチンだが、その見えない部分で時による劣化を回避したものだった。

最終処置がされているので、トラップ周りから分解してパイプを取り換えるのは難しそうf:id:moriju:20200111081004g:plain

ちなみに既設パイプは40mmのVP管(厚みがある方)だ。

途中を切ってチーズで分岐することにした。

そうすると、普通の継手で接続ができなくなるので、対策の考えは一応あります。

分岐して洗濯機へ回すパイプサイズも40mm VPと決めたので、その先の洗濯機ホースをつなぐところをどうするかと・・・

トラップ付き洗濯機排水口にすると、高さがあって、ただでさえ床より上になるので、洗濯機を高い位置にしなければならず、何もないシンプルな洗濯機排水口にした。

ミヤコ製 M44FPL (エルボ部分の品番:M44FPL-E) これは50mmパイプに繋ぐため、50mmから40mm変換を兼ねるエルボを付けることにした。

材料はこれ一式

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エルボの50mm側に50mmVP管を接着

当たる面の面取りを行い、当たる面に接着剤をまんべんなく塗る。エルボ側パイプ側それぞれに塗る。

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そして、グイグイっとはめるとOK。

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乾いたところで、エルボからはみ出ているパイプをカット。

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洗濯機排水口のVU管(厚みが薄い方)用スリーブを取り除く。エルボの接着面となる内側の面を少し取る。その接着面にまんべんなく接着剤を塗り、排水口にもまんべんなく接着剤を塗って、奥までしっかり刺し30秒以上差し込みの力を入れたまま。

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それで接続口の部品が完成!

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これを無事分岐したパイプに取付することができるか?

作業場所での時間短縮のため、先に大阪で作れるものは作っておきました。