同じタイトルのレコードを2枚も入手しました。
片方は普通盤、もう片方はCBS・ソニーの高音質LPであるマスターサウンド盤です。
そう、聞き比べがしたいのです。
当初の値段は普通盤の販売価格が2,800円、マスターサウンド盤の販売価格は3,200円のものです。中古となると状態により安く入手できます。
しかも、私が今回入手したものは格安でした。
普通盤は少しジャケットに汚れがあるせいか100円、マスターサウンド盤は他のタイトルと合わせて2枚で1,300円付いていたもう一つの盤のジャケットに一部折れ破れがあったからかもしれません。
ただ、盤は良好というものを選択しましたので、各盤自体クリーニングするとプチノイズもなくなり非常に良い状態のものでした。(目的に合致した選択)
マスターサウンド盤の方は、レコードと歌詞カードのほかに、マスターサウンドについての説明チラシがいくらか入っています。
まずはウンチクで、良い音にみせようという作戦ですな。
盤も従来のレコードに比べ、厚いそうです。普通盤は音源部分が凹んで薄くなっていますが、マスタサウンド盤は、厚みが変わりません。
写真ではわかりにくいけど、上が普通盤、下がマスターサウンド盤。
現状オーディオ部屋(仮)で聞き比べてみました。
マスターサウンド盤は、ステレオ感が高く(左右に広く)聞こえます)。ドラムの音もしっかりして、パンチがあります。
聖子ちゃんボイスは、あらかじめネットでマスターサウンド盤の評価を調べ済みのとおり、サシスの音声の擦れるような音が際立って聞こえるようになります。
普通盤に比べ、マスターサウンド盤は音にメリハリがでています。
この聞き比べ企画をしたのが夏にかかった頃だったので、夏に合う曲を思いっきり聞き比べながらと考えていました。
それで松田聖子のアルバム『ユートピア』の、A面の「マイアミの午前5時」という曲で、精査しようと思っていたのですが、もっと元気な曲、B面の「ハートをRock」で先のような違いが大きく出てびっくりしました。
パンチ感と解像感がたまりません。
本当に「ハートをRock」されてしまいました。
少なく、おとなしい曲ですと、何も言わなければ普通盤でも違いがわからないかもしれませんが、音源多数で、元気な曲ほど、マスターサンド盤の魅力が発揮されるようです。
やはり、マスターサウンド盤の音質は良いと思います。
ただ、普通盤が良くないとはいえません。先に普通盤が手元に来てレコードを回して聴いて楽しんでいたのですが、良い音に聞こえました。比べてみると先のような違いが判るというようなものです。
【追記】LPレコードを聴いていてオーディオの楽しみ方が再びわかってきたような気がします・・・またいずれ、そのことを書いてみようと思います。